トイプードルに関する疑問と気持ちをご紹介します。
トイプードルの帰巣本能は本物?
テレビや小説で、遠く離れた場所から家に帰ってきたトイプードルの話を聞いた事がありますか?
「帰巣本能」と言われるものですが、しかし、どこまでの本能なのか、実際には科学的にまだ証明されていません。
ただ、 証明されなくても、信じられない距離から飼い主さんの元に戻って来たトイプードルも確かに存在するのです。
近所であれば、マーキングの匂いから戻って来る可能性もありますが、
マーキングもなく、見覚えのない場所から戻って来るとなると説明のしようがありません。
しかし、家の近所で迷子になって、帰って来られずに、全く別の場所で見つかったと言うこともありますので、
迷子札などで、トイプードルの住所が分かるようにしておきましょう。
トイプードルは小さい「ハウス」ってイヤじゃないの?
オオカミの落ち着く空間は、四方が囲まれている暗い空間で、夏は涼しく、冬は暖かい場所です。
トイプードルも、同じような空間で休むのが一番落ち着きます。
「ハウス」のサイズは、トイプードルが立ち上がって無理なく方向転換でき、伏せか丸くなれる程度の幅と奥行きがあれば充分です。
あまり広すぎると、敵の侵入の恐れから不安になります。
トイプードルのハウスの置き場所も重要です。
私達が安眠出来ない場所では、トイプードルも落ち着いて眠れません。
家族の行き来が多いリビングや、お客さんの来る応接間、テレビの横や、外の音や光が気になる窓際などは避けましょう。
トイプードルの中には、飼い主さんと一緒に居たくてリビングで休むトイプードルもいますが、一人になれる空間も必要です。
飼い主さんの寝室など、外からの刺激が少ない場所を選んであげて下さい。
「仕草」でわかるトイプードルの気持ち
トイプードルが今どんな気持ちなのか、言葉で分かれば一番ですが残念ながらそうはいきません。
でも、トイプードルの「仕草」で今どんな状態かある程度知ることが出来ます。
よく「しっぽを振ってるから喜んでる」と皆さんお思いになりますが、
実は怒ってる時も、怖がってる時も、喜んでいる時もしっぽを振るのです。
トイプードルが怒っている時
しっぽは真っ直ぐ上に立ち、小刻みに振ります。
耳はピンと上に立ち、頭を上げ、全体的に高い姿勢になります。
口元に牙が見えてたら不用意に近づいてはいけません。
トイプードルが怖がっている時
しっぽを下げ、後ろ足の間にはさみ、姿勢は低くなります。
鳴き声も「キャンキャン」と悲鳴のような声を出すので、こちらは分かりやすいと思います。
トイプードルが喜んでいる時
耳を寝かせて、前身を上げて腰を低くし、しっぽを円を書くように振ります。
口元はリラックスして笑ってるような感じになります。
トイプードルが遊びたい時
おじぎをするような姿勢になります。
腰の高さはそのままで、背中を弓なりにして、伏せをします。
おしりもしっぽも振って気持ちを表します。